ウィンチケットミッドナイト競輪(FⅡ)

開催日時 2022年12月29日(木)・30日(金)・31日(土)
開催場所 前橋競輪場
出走表 出走表 コンビニで出走表が無料で出力できます。詳しくは コチラ
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スーパーアドバイザー
山口幸二

選手インタビュー

A級決勝インタビュー


 

金子兼久=準決は目標不在のレース。一か八かハコをやったのが良かった。あとは池部君が捲られなかったし恵まれた。3番手を回れる南関ラインの後ろへ。
 
矢口大樹=初対戦になるけど橋本君がS級特進にリーチ。それを阻止出来る様に頑張りたい。池部君も動けるが、実質的に2分戦。積極的に駆けたい。
 
出沢拓也=南関ラインで矢口さんの番手へ。終始、遅れていたし内容が良くない。決勝は修正して走りたい。失格があるから優勝してもS級の点数を取れるか結果待ちぐらい。
 
斉藤和伸=茨城コンビの後ろを回る。橋本君とは連係があり函館の決勝で3番手を回っている。その時は、お釜を掘って、失格した。
 
橋本壮史=同期はS級で8、9人頑張っている。自分も早く、その仲間入りを果たしたい。初日は固くなっていたけど、準決はリラックスして走れた。気持ちで負けなければ、S級特進は出来ると思う。
 
石川裕二=茨城同士の橋本君へ。準決で付いたけど思った以上の強さ。ダッシュも良いし、末脚も抜群。あれは三味線でないし、全く抜けなかったよ(笑)。

 

 

ガールズ決勝インタビュー


 

太田りゆ=外国人のハンセンが持っている9秒6のバンクレコードとタイ記録。狙ってはいないけど嬉しいですね。今年、最終戦だし自力で完全優勝を狙いたい。
 
細田愛未=流れを見て自在に攻める。初日は後手を踏んでしまったけど、二日目は駆ける事が出来た。セッティングをいじったら少し良くなった。
 
鈴木奈央=自力勝負。細田さんに先に行かれたのが失敗。中0で疲れはあるけど、決勝も力を出し切りたい。
 
太田瑛美=自在に対応したい。このメンバーで後ろになったらきつい。二日目のレースみたいに、仕掛ける走りが理想です。
 
石井貴子=自力を基本の組み立て。二日目はスタートに失敗した。位置取りに注意して、前々にいたい。
 
西島叶子=自在に攻める。やはり、太田さんのスピードが違い過ぎますね。上手く対応したい。
 
村田菜穗=前々から自力を出したい。だけど、自力で強い人達ばかりだから厳しいかも。難しい組み立てになるけど頑張りたい。

 

 

二日目勝因敗因

1R

レース総評
 3番手に位置した細田がジャンの2センターから一気のカマシ。この後ろには上手く石井が入ったが、細田にきっちり踏み直され「逃げ-マーク」でそのまま。本命人気の鈴木は3番手にスイッチしただけの3着流れ込み。



動きチェック
1細田 愛未

 初日の失敗を見事に修正。「やればできるじゃん」と多くの人が思ったはずだし、細田自身もこの逃げ切りは大きな自信になったはずだ。
 

2鈴木 奈央

 消極的な運行で流れ込みのレース。脚はあるんだから、攻める気持ちが必要
 

3石井 貴子

 全盛期の石井なら楽に差していたと思うが、これが今の力で全然詰め寄れなかった。昨日は先行して2着だし悪いことはないが…。
 

4村田 奈穂

 石井のところに飛び付けず、そのあと3番手にも飛び付けず、中途半端なレースになってしまった。たらればになるが、あれなら腹を括って逃げた方がよかったかも。
 

5高木 香帆

 石井にフタされて細田のカマシを追えなかったが、一応、村田と三谷の2人は拾った。
 

6三谷 尚子

 昨日もそうだったが、勝ち上がりの予選①、予選②では全くレースに参加できていない。
 
2R



レース総評
 先行態勢の西島を太田瑛美が叩いて逃げたが、5番手で様子を見ていた太田りゆが異次元のスピードでひと捲り。初手からマークしていた伊藤はあっさり離れ、逃げた太田瑛美が2着に残る。3着は佐藤に踏み勝ち太田瑛美を追った西島。
 



動きチェック

1太田 りゆ

 初日より0秒1早い9秒6の捲り。ここまで力が違うとどんな勝ち方もできるし、走っていて楽しいだろう。
 

2奈良岡 彩子

 まとめ上手な選手だし、6車のレースで6着したのはビックリ。今シリーズはいつもの「キレ」と「センス」が見られず一息だ。
 

3太田 瑛美

 捲りに構えず叩きにいって正解。太田りゆの2着なら実質1着みたいなものだし、本人もおそらく納得しているはず。
 

4伊藤 のぞみ

 離れず付いていけば2着だったが、太田りゆの捲りは男子選手それもS級レベルだし、さすがに厳しい。もし次一緒になったら、太田りゆより前でレースしようと思ったのでは?
 

5西島 叶子

 佐藤のところを内から盛り返したのはまさに意地! 昨日も今日も前々に攻めるレースはできている。
 
 

6佐藤 友香

 太田瑛美の仕掛けにぴったり続いて良い形になりかけたが、遅れていた西島が内から復活してジ・エンド。着は悪いがレースはしているし、最終日の敗者戦なら勝負になりそう。
 
3R

レース総評
 吉松のカマシに小田倉はぴったり続くも、林のところに山口が飛び付き3番手併走。塚本の単騎捲り、安部の単騎捲りもそれぞれ見応えはあったが不発で、ゴールは絶好ハコ回りの小田倉がチョンと差して吉松を残した。3番手に飛び付いた山口がそのまま3着流れ込み。
 



動きチェック

1山口 茂

 下げたら間に合わないと咄嗟の判断で3番手に粘った。あの展開になるとどんなに頑張っても3着まで。
 

2小田倉 勇二

 勝ってくださいの展開だったし吉松さまさまだが、前に出てからは内外合わせて20回くらい後ろを見ていたし超余裕そうだった。
 

3松山 正和

 任せた山口が3番手に粘るレースで終始その後ろ。展開的にどうにも…という感じで、脚を余して終わってしまった。
 

4塚本 勝士

 踏み込んだ時は行っちゃうなと思ったが、2コーナーであっさり終了。やめずに踏み続けていたら捲り切れたような気もするが、素人がこんなこと言っても「何言ってるんだ!」で終わりか…。
 

5林 成人

 山口に粘られ苦しい外併走。簡単には飛ばず必死に踏ん張っていたが、最終3コーナーで力尽きた。
 

6安部 龍文

 塚本の捲りが止まったあとに緑色のユニフォームが飛んできたとき、一瞬誰だか分からなかった。結果は捲り不発の5着だが、久々に「隠れたタテ脚」を披露した。
 

7吉松 賢二

 ブーメランで山口を泳がせ、ジャン前2コーナーから一気のカマシ。狙い通りのレースで番手の小田倉と綺麗に決めた。
 
4R

レース総評
 切って切ってで門脇のカマシと思ったら、松本が突っ張って出させない。2人のモガき合いは松本に軍配が上がり高峰と川上も続いたが、4番手待機の高山が一気に捲り最後は川又が差した。門脇マークの榊枝が高山-川又の捲りを追いかける形で何とか3着。




動きチェック
1榊枝 輝文

 任せた門脇が不発でどこにも降りられず6番手だが、半分自力のような感じで高山-川又を追いかけ3着に入った。悪くない。
 

2川又 裕樹

 タテのキレで勝負するタイプだし、先行の番手で回ってくるより、今日みたいに勢いを貰うレースの方が得意。高山の捲りも強かったが、ゴール前はスッと差した。
 

3門脇 翼

 松本に完敗。流れ的には悪くなかったし、門脇本人も出切れると思ったのでは? 気を取り直して最終日頑張ってほしい。 
 

4高峰 賢治

  高山の捲りを頑張って止めにいくもスピードが違いすぎた。そこで大きく横に動いた分、最後は榊枝にも伸び負け4着になる。
 

5松本 一成

 出して3番手でもよかった気がするが、3人ラインということで「スイッチ」が入ったようだ。年齢と共に人の後ろも増えているが、やっぱりこの人は自力が似合う。
 

6川上 真二郎

 先行したラインの3番手。前が捲られて共倒れに終わった。
 

7高山 雄丞

 門脇と松本がやり合ってくれたし展開が向いた。点数を見ると最近はずっと82、3点だが、ツボに嵌まったときは90点選手くらいの力を発揮する。
 
5R

レース総評
 田原-杉浦のカマシに女屋がスイッチして2センターから早めに踏んだが、これに気づいた杉浦も振りながら外に持ち出しギリギリ踏み勝って1着。2着が女屋で3着は逃げた田原。地元の斉藤は2日間ともパッとしない。




動きチェック
1女屋 文伸

 3番手にスイッチしたときは楽々突き抜けると思ったが…。星島を阻んだところは見た目以上にしんどかったのかも。
 

2田原 宥明

 出切ったのは最終ホームだが、仕掛けたのはジャン前から。斉藤とモガき合いながらの1周半先行3着は価値があるし強い。
 

3星島 太

 佐藤の動きでリズムが狂った感じ。離れず付いて行けば2着か3着があっただけに勿体ないレース。
 

4杉浦 康一

 佐藤に内から来られて腰砕けになりかけたが、きっちり締め込み田原を巧追。最後は先踏みの女屋に踏み勝ち1着をゲットした。来期チャレンジ降格の57歳は連日超元気!
 

5富澤 洋祐

 最終ホームで星島に寄せられたところは何とか耐えたが、そのあと踏み遅れて割り込まれてしまった。
 

6齋藤 一茂

 点数通りの決着と言えばそれまでだが、いいときの斉藤なら田原を出させず突っ張り切っていたはず。前回756の悪い流れを引きずっている感じで今開催もイマイチ。
 

7佐藤 明

 内から田原の番手をうかがったり、最終バックから捲り気味に踏んでみたり、単騎でも存在感のあるレースをしていた。初日の突っ込みも光っていたし、一時期に比べてだいぶ戻っている。
 
6R

レース総評
 前で受けた池部が加藤の上昇を突っ張ったあとに単騎の金子が内をするする池部の番手。これで作田は競り負け池部-金子-作田-岩本と隊列変わり、5番手に引かされた加藤の捲りは不発。このままスイスイ池部が逃げ入り、2着もマークを奪った金子。加藤ライン3番手から内を突いた成田が3着に入り、3連単35万円の超特大配当。



動きチェック
1丸山 啓一

 加藤の捲りが不発で共倒れ。点数上位の連係だし、このレースは堅いと思ったが、競輪はホント難しい。
 

2加藤 健一

 強い勝ち方をした翌日にコロッと負けてしまうのはある意味「らしい」が、格下の池部の後ろで競りがあったのに、それでも捲れないのはいただけない。
 

3成田 直喜

 前橋で大穴が出るときは今日の成田みたいな感じ。不発ラインの3番手で展開的には最悪だったが、空いたインをショートカットのような感じで伸びて3着に食い込んだ。
 

4作田 悦章

 不意打ちのような形で金子に来られて番手を取られてしまう。あれはちょっと防ぎようがない。
 

5岩本 純

 競り負けた作田を拾う「やさしさ」は評価できるが、自身は加藤の捲りに被り、成田に内を行かれ、持ち味を出せずに終わってしまった。
 

6金子 兼久

 単騎の奇襲戦法がズバリ嵌まった感じ。流れ込むだけの凡走はしないと思ったが、まさかこのレースで支線の方の番手に行くとは…。成績欄を見ると決勝進出はかなり久しぶり。
 

7池部 壮太

 2周半で加藤を突っ張り、そのあとは強弱をつけながら絶妙なペース駆け。最近はずっと2日目の敗者戦で1着を取っていたが、2日目の準決での1着は大ヒットだ。

 
7R

レース総評
 2周半から小玉と踏み合い裸逃げとなった矢口だが、真後ろに入った小玉を捲らせず、後方から仕掛けた和泉も捲らせず力強く押し切った。小玉が飛んだあとに出澤が矢口に付け直したが、この後ろにいた斉藤が中を割って2着に伸びる。
 



動きチェック
1出澤 拓也

 連結を外して外から追い上げ、そのあと今度は矢口に付け直したり、とにかく忙しいレースだった。急激なピッチ上昇はマーク屋泣かせでキツかっただろう。
 

2矢口 大樹

 ずっとぐちゃぐちゃで、何がどうなっているのか分からなかった(苦笑)。ダイジェスト映像をじっくり見て、なるほど、こういうレースだったのかと理解した。はっきり言って、この勝ち方はS級中堅くらいの自力型の走り。やっぱりこの選手は多少強引にでも前に出た方がいい。
 

3小玉 勇一

 出切れそうで出切れない。そんな攻防が二度三度あったし、矢口との力比べは見ているこっちもワクワク・ドキドキした。こういうレースを続けていれば近い将来必ずS級に行けるはずだ。
 

4齋藤 和伸

 矢口と出澤の間をズバッと入り2着に伸びた。昨日のレースも最後方から3着まで来ていたし、タテのキレはかなりいい。
 

5横内 裕人

 自分が横内の立場だったら和泉に「もっと早く行ってよ」とレース後に言ったと思う。前がもつれてワンチャンありそうな展開だっただけに消化不良のレースだろう。
 

6宮内 善光

 早めに外に持ち出し少しでも良い着! という気持ちは伝わったが、前もカカっていたし誰も交わせず4着のゴール。
 

7和泉 尚吾

 一言で言ったら、勿体ないレース。矢口と小玉が激しくやり合い、番手や3番手ももつれていたのに、行かなかったのか、行けなかったのか、じっくり溜めての捲りは全然進まず不発に終わった。
 
8R

レース総評
 橋本-石川-古川で出切ったときは本線3人で決まったと思ったが…。小林からスイッチした野村がタテに踏むと良い勢いで石川の横まで行き、そこで負けると今度は古川のところに絡む。道中もつれながらもゴールは順当に橋本1着、石川2着だが、野村、古川、田村の3着争いは僅かに野村が制して古川は流れ込めず。




動きチェック
1石川 裕二

 野村が横に来たときはビックリしたと思うが、冷静に凌いで橋本にぴったり流れ込んだ。
 

2橋本 壮史

 青板バックから赤板にかけてヒヤッとする場面はあったが、終わってみれば一気カマシ圧勝。これで前々回の松戸ミッドから負けなし8連勝となり、31日の大晦日が特進場所となる。
 

3古川 宗行

 橋本-石川-古川の3連単は250円。絡まれたり不利もあったが、あの展開ならきっちり流れ込んでよ…と言いたくなる。
 

4田村 大

 赤板前のところで内に詰まってバックを踏んだのが余計だった? 橋本との同期対決で気持ちは入っていたと思うが、向こうを逃がして捲りではさすがにキツい。
 

5野村 純宏

 橋本が緩めたのもあるが、切り替えて踏み上げたスピードはかなり良かった。あれ捲っちゃうの? あ、追い上げか、おー、今度は3番手か、と残り半周はずっと声が出てしまった。
 

6高田 大輔

 田村の捲りに口が空いてしんがり負け。昔はもうちょっと強かった気がするが…。
 

7小林 裕一朗

 橋本に叩かれると野村にあっさり捨てられる。さすがに2日続けてうまくはいかないか。
 

初日勝因敗因

1R

レース総評
 6車のこのメンバーで細田が3着にも入れないのはビックリだが、3連単はそんなにつかず2610円。お客さんはよく分かっている。レースは超スローペースで残り1周から西島の先行。叩かれた佐藤は口が空き、この後ろから鈴木が一気に捲り太田が続いた。人気の細田は後方不発で、逃げた西島が3着に残った。



動きチェック

1細田 愛未

 西島みたいなレースをしていたら悪くても2着には残っていたはず。溜めて一発というのが体に染みついている感じで、自分からレースを作れないのが欠点。
 

2鈴木 奈央

 西島のカマシに少し反応が遅れたが、佐藤を乗り越えてからはぐんぐん加速し一気捲り快勝。幸先の良いスタートを切った。
 

3太田 瑛美

 初手の位置でマークに回ると決めたのか、自分からは動かず鈴木頼みのレースになった。決勝のことを考えたら2日目は逃げておきたい。
 

4西島 叶子

 佐藤を泳がせて残り1周からのカマシ逃げ。鈴木と太田には行かれてしまうも、逃げて3着なら悪くなさそう。
 

5佐藤 友香

 何もしない6着ではないし、1回前に出て見せ場を作った。
 

6高木 香帆

 初手は細田の後ろだし悪い位置ではなかった。細田がアクションを起こしてくれれば真ん中くらいの着は取れたかも。
 
2R

レース総評
 村田が切った上を石井がドカ~ンと叩いたが、後方待機の太田が涼しい顔でこの上を捲り本命人気に応えた。大きく離された2着に逃げた石井。石井に飛び付いた村田が3着に入る。



動きチェック
1太田 りゆ

 上がりタイム9秒7は男子のレースも含めて初日の一番時計。やはり「超イチ」不在の今開催では頭2つくらい抜けた存在で、残りの2日間も強いレースで圧勝だろう。
 

2奈良岡 彩子

 マークの上手い何でも屋さんだが、石井のカマシに離れてしまう。離れたあとは伊藤をしゃくって内を狙うも伸びを欠いた。
 

3石井 貴子

 絶対に構えないのがこの人のいいところ。太田に捲られるのは仕方ないし、逃げて2着なら本人も納得か。
 

4伊藤 のぞみ

 石井のカマシに綺麗にスイッチできず浮いてしまった。たらればになるが、石井に反応しないで村田の後ろのままなら着は1つ良かっただろう。
  

5村田 奈穂

 1回切って、石井に飛び付き、流れ込み。最後、奈良岡に内から来られたところはよく耐えた。
 

6三谷 尚子

 最初から最後まで6番手のまま見せ場なし。
 
3R

レース総評
 小玉が門脇のカマシを突っ張ったときに成田が内から古川をしゃくった。これにより小玉-成田-古川と隊列変わって打鐘、最終ホーム、最終バックもこのままだが、ハコを奪った成田は全然伸びず、3番手の古川が直線勝負で突き抜けた。逃げた小玉も2着に残って「現地集合」のワンツー。


動きチェック

1古川 宗行

 車券を買わずフラットな状態で見ていたら「なんで追い上げないんだ!?」と思うし、もし車券を買っていたら「追い上げなくていい。3番手で脚溜めろ」と思っただろう。結果は頭まで突き抜け2車単も一番人気だし、これでよかったのかも。ただ選手間では「追い上げなかった選手」として評価は下がった。
 

2小玉 勇一

 出して捲りだと思ったら、突っ張って逃げた。カマシ捲りの選手が2周以上逃げたのだから好気合だ。
 

3成田 直喜

 門脇が不発になると思って内に降りたのか、拾ってやろうと降りたのかは不明だが、早めのスイッチ&内追い上げはちょいとシビアに見えた。
 

4門脇 翼

 逃げてなんぼの選手。相手が「やる気」で突っ張られてしまうとどうにもならない。
 

5川上 真二郎

 赤板で口が空いて成田に割り込まれたのは反省。あとは見ての通りで古川の後ろで展開向かず。
 

6塚本 勝士

 展開向いての一発という感じだし、今日みたいに小玉と門脇の決着が早めについてしまうと厳しい。
 
4R

レース総評
 前で受けた池部が小田倉の上昇を突っ張り2周半の先行。下げた小田倉がもう一度捲ってきたが不発に終わり、ゴールは岩本が池部を楽に差してワンツー。3番手は富澤だったが、この後ろにいた佐藤が内を鋭く3着に伸びた。



動きチェック
1女屋 文伸

 小田倉が不発で共倒れ。最後は突っ込むコースもなかったし、脚負けというより展開負け。
 

2岩本 純

 任せた池部が全部やってくれて最後差すだけの大楽展開。絡まれたり揉まれたりしたら脆いが、すんなりの展開はめちゃくちゃ強い。
 

3小田倉 勇二

 普通に考えれば小田倉が前からで池部が後ろからだが…。S取りが苦手なのか、今度本人に直接聞いてみたい。あの周回になったら池部は絶対突っ張るし、スタートの時点で勝負ありという感じだった。
 

4池部 壮太

 小田倉を突っ張ってからは踏んでやめての絶妙ペース。初日に飛んで2日目1着というのが最近ずっと続いていたし、2着とはいえ初日をクリアできたのは本人も自信になったはずだ。
 

5富澤 洋祐

 3着には流れ込みたい展開だったが、外には小田倉がいるし佐藤も内を来ているし、気持ちよく踏める展開にはならなかった。
 

6佐藤 明

 番手の時より3番手や単騎の方が買いたくなる選手。先手ラインに乗ってコースを突くのが得意だし、持ち味発揮の3着と言えるだろう。
 
5R

レース総評
 打鐘前内抜け先行の横内に星島がピタリと続いたが、3番手をうまく取った小林が一気に捲って快勝。番手の松山は踏み出しで離れて、捲られた横内が2着に残る。横内マークの星島も最後は一杯になり、最後方からコースを探した斉藤和が3着に突っ込んだ。



動きチェック
1齋藤 和伸

 展開最悪の6番手から3着まで突っ込んできた。どちらかと言えば地味な印象の選手だが、タテもヨコもしっかりしている。
 

2横内 裕人

 斉藤一の内を抜けたところはナイスな判断。どちらかと言えば下げてから巻き返しが得意だが、星島みたいな重鎮が付いたときはしっかり主導権を取りにいく。
 

3星島 太

 真後ろから「違うスピード」の捲りが飛んできても頭を出して止めにいく。これが星島の生き様だし、体を張って先行選手を守る姿は格好いい。
 

4小林 裕一朗

 決まり手を見たら「逃げ」と「差し」しかなかったし、捲りでの1着はかなり久しぶり。前回優出の勢いはまだありそうで、格上相手の準決も穴で面白そう。
 

5松山 正和

 自分より二回りも下の選手が捲りになるとさすがにキツい。踏み出しの一歩目であっさり離れてしまった。
 

6齋藤 一茂

 赤版で前に出たところまではよかったが、そのあと上にあがってしまったのが悔やまれる。力を出し切れず終わった感じで消化不良。
 
6R

レース総評
 和泉-作田が一気に飛び出しそのまま「逃げ-マーク」のワンツー。3番手に入った松本は全く動けず、この後ろに割り込んでいた杉浦が直線鋭く3着に入った。 



動きチェック
1作田 悦章

 「戦う男」で落車や失格が非常に多い。今日みたいなすんなりの番手は逆に苦手? 任せた和泉はロングの先行だったし、あれは差したかった。
 

2山口 茂

 5番手から捲るも3番手の外あたりで止まってしまう。2番車で後ろ攻めになったのが敗因か。
 

3和泉 尚吾

 カマシ気味の仕掛けで2周近く逃げ切った。力でねじ伏せたという表現がぴったり!
 

4杉浦 康一

 目標不発の展開からナイスリカバリー。ゴール前のあの前傾姿勢はいくつになっても変わらない。
 

5松本 一成

 1回脚を使って本線の3番手を取るまではよかったが…。松本みたいなタイプは変に位置にこだわるより、全部下げて行けるかどうかのレースの方が合っている。
 

6吉松 賢二

 道中何度も後ろを見ていたし余裕はありそうだったが、残り1周でペースが上がると踏み遅れてしまった。
7R

レース総評
 番手に入った田村が打鐘から発進するときに、番手の川又は金子に捌かれ飛んでしまう。これにより隊列は田村-田原-金子と変わり、ゴールはこのまま田村の1着。金子が内から田原を抜いて2着。



動きチェック
1田村 大

 裸逃げでも楽々押し切ったし脚は抜群。ただ「出してもう一度」だと田村は良くても後ろは付きにくい。赤板で田原を出させず逃げ切っていたら100点満点だった。
 

2金子 兼久

 踏みっこで遅れてしまったが、川又をポーンとドカしたところはナイスアシスト。最後は内しかコースがなく、田原に当たりながら2着に伸びた。
 

3川又 裕樹

 あの金子には対応できないし仕方ない。離れたあとは捲りを出したし意地は見せた。
 

4田原 宥明

 田原の走りを見ていて、競輪はやっぱり前々だなぁと改めて感じた。突っ張る気満々の田原を叩き切ったのは高評価で、あれをしたから番手に入れたと言ってもいい。
 

5高峰 賢治

 専門誌のレース短評にこのレースの高峰を書くとしたら、「ライン続く」とか「ライン流れ込み」とかそんな感じか。裸逃げの田村に田原-金子-高峰となったし、あそこから1着2着までいくのは厳しい。
 

6梶原 亜湖

 集団から1人離れてのゴール。最後の4コーナーでも後ろの方にちょろっと写っているくらいだった。

 
8R

レース総評
 前受けの橋本が高山の上昇を突っ張り宮内と榊枝もぴったり。一番強い選手にこれをやられたら他は皆どうにもならず、本線3人並んだままのゴールは3連単150円。1着から7着までが車番通りいう結果でこれにもビックリ。



動きチェック

1橋本 壮史

 特進場所でも構えることなく自信満々の突っ張り先行。後ろまできっちり連れ込み断トツ一番人気に応えた。
 

2宮内 善光

 あの橋本はどこまでいっても抜けない。今日に関しては2着キープがノルマだったし最低限の走りはできた。
 

3榊枝 輝文

 前2人にしっかり続いて3番手3着。橋本が突っ張ったとき、4番の内だけちょっとヒヤッとしたが、ようく見たらちゃんと空いていた。
 

4高山 雄丞

 S級レベルの橋本との2分戦だし相手が悪かった。それしかない。
 

5林 成人

 高山任せのレースで共倒れ。メンバーを見た時点で厳しいと思っていたはずだし、本人も仕方ないと割り切っているのでは。
 

6安部 龍文

 不発ラインの3番手。前もかなりカカっていたし、コースを探して突っ込む展開にもならなかった。
 

7小林 覚

 60歳の大ベテランだが、回れるとこなく1人ぼっちの番組。さすがにこれではどうにもならない。

 
9R

レース総評
 レースとしては5Rの横内みたいな感じで、押さえた矢口が上にあがったところを加藤が判断良く内を抜けて先行。出沢もしっかりガードしてそのまま2人で決まった。3番手の野村は流れ込めず、4番手からまくり上げた矢口が3着。




動きチェック
1石川 裕二

 ガリガリ競るタイプではないし、回れるところで脚を溜めてというレース。あのまま矢口が先行なら3番手から直線勝負でよかったが、加藤が内から行ったことでアテが外れた。
 

2出澤 拓也

 矢口の捲りを二度三度振ってから差しにいったが、全然差は詰まらず流れ込みの2着。数ヶ月前の1着ばかりの頃と比べたらちょっと物足りない。
 

3矢口 大樹

 せっかく押さえたのに内を空けて大失敗。何とか4番手は確保したが、加藤のペースにまんまと嵌まり、懸命に捲っていったが3着まで。
 

4丸山 啓一

 内に行くか外に行くかコースを迷っているまま終わった感じ。結果はどうなったか分からないが、丸ちゃんファンからしたら外を思いっきり踏んでほしかった。
 

5加藤 健一

 空いたインを見逃さず赤版2周先行。出切れないと脆いが、こうやって駆けてしまえばめちゃくちゃ強い。
 

6野村 純宏

 がっつり空いていたわけではないが、3番手で終始口が空いていたのは少し気になる(余裕があってわざとかもしれないが…)。
 

7高田 大輔

 久々の初日特選だし何かするだろうと思って見ていたが、終始後方で存在感なし。ちょっと期待外れ。
 

初日インタビュー

1R

 

細田愛未

自力勝負。今年は成長出来ない1年だった。それに比べて、周りのレベルが上がっている。置いていかれた感じですね。 
 

鈴木奈央

宇都宮が終わり、中0日。初めての経験だし、疲れも溜まっている。そこが不安だけど、前橋のホテルでゆっくりしていました。今回はレベルの高いメンバー。前回はピンピン準優勝だし、今回も頑張りたい。自在に攻める。 
 

太田瑛美

自力、自在に。今年は優勝も出来たし、姉と一緒に競輪祭にも出場出来た。それは、ひとつ夢が叶った感じですね。 
 

西島叶子

自力、自在に。最近、着はまとめているけど、脚は落ちている感じ。レースも小さくなっている。そこを反省して、一度、気持ちをリセットしたい。だけど、練習の感覚は、最近ずっと良いですよ。 
 

佐藤友香

取れた位置からですね。自力もないので。 
 

高木香帆

取れた位置から。前回は5着失格だったけど、あのメンバー相手だし、悪い感じはしなかった。 
 
2R

 

太田りゆ

これが終わると来月は海外遠征。ニュージーランドに行き、その後は沖縄合宿。ジャカルタでも大会があるので、暖かい場所で過ごせる。来年から制度が変わるし、ビッグレースの創設は、私らにとって有利。どうしても走る本数が少ないので、賞金では厳しいから。年齢的にパリ五輪が最後になると思うし、そこまでは競技も頑張りたい。もちろん、35歳ぐらいで強い外国人選手もいますが。自力勝負。 
 

奈良岡彩子

自在に攻める。群馬はソフトボール時代に住んでいた場所。だから、思い入れもありますね。 
 

石井貴子

久々のレースだし実戦感覚を掴みたい。だから、太田さん相手だけど自力を出したい。 
 

伊藤のぞみ

前回は勝ち上がりに失敗してメンタルをやられました。今は、福島で練習をやっている。自在に攻めるけど、自力は出ないので。 
 

村田奈穂

前々から自力を出したいですね。だけど、太田さんがいて、奈良岡さんは位置取りも上手い。石井さんも、レース巧者で実力者。レベルが高いメンバーだけど、少しでも良い着を取れる様に。 
 

三谷尚子

7番車だけど、流れに乗れる様に頑張りたい。 
 
3R

 

古川宗行

埼京ラインで小玉君の番手へ。連係するのは初めてだと思う。来期も2班なので、全部、予選スタートです。 
 

小玉勇一

宇都宮で合宿をやっている。結構、疲れが溜まっているかもしれないですね。自力勝負。 
 

成田直喜

北日本ラインで門脇君へ。スピードがあるし離れない様にしたい。 
 

門脇 翼

競輪学校に冬期移動している。前橋は準優勝もあるし、良いか悪いかの、どちらかです。自力勝負。 
 

川上真二郎

塚本さんに断りを入れて、埼京ラインの後ろを回る。そこが本線だと思うので。 
 

塚本勝士

急な追加だけど大丈夫。単騎で位置を決めずに走る。 
 
4R

 

女屋文伸

連係実績のある小田倉君の番手へ。埼玉は、自力選手2人が前検日の当日欠場になってしまった。 
 

岩本 純

西のラインで池部君の番手へ。前回の小倉ミッドは、逃げのレースもやらされた(笑)。 
 

小田倉勇二

池部君と2分戦だし自力勝負。大垣ミッドの優勝は茨城の石川君。自分は3番手だったけど、3番手のレースが下手で。上手い人なら普通に準優勝だったと思う。 
 

池部壮太

1着も取れているし悪くないと思う。2分戦だし先行主体の自力勝負。 
 

富沢洋祐

どっちの3番手も回れるけど、池部君の方がバック数が多いので、西ラインの後ろを回る。 
 

佐藤 明

富沢君は西ラインの後ろですか。僕は位置を決めずに先手ラインを追走する。 
 
5R


 

斉藤和伸

一茂とW斉藤ラインで頑張りたい。昔から黄金ラインだと思っています(笑)。 
 

横内裕人

中4日だけど地元戦の疲れはないですよ。普段通り、先行か捲りの自力勝負。 
 

星島太志

中四国ラインで横内君の番手へ。前橋を走るのはS級以来だと思うから、かなり久々です。 
 

小林裕一朗

自力、自在の総力戦。二場所前の向日町の準決は1着。静岡コンビの3番手から突き抜けました。 

松山正和
南関ラインで小林君の番手へ。好きに走ってもらうだけ。

斉藤一茂

普段通り、臨機応変。自分のやれる事を精一杯やるだけ。作戦を立てても、その通り、いかないので。ただ、和伸さんが1番車なのは大きいですね。


 
 
6R

 

作田悦章

前回、地元小松島で失格した分も、今回は頑張りたい。四国ラインで和泉君の番手へ。 
 

山口 茂

目標不在だし自力自在に何でも。立ち遅れない様に走るだけ。 
 

和泉尚吾

ドームは軽いバンクだし、ダッシュタイプの自分には合っている。自力勝負。 
 

杉浦康一

北日本ラインで山口君へ。来期はチャレンジだし、また頑張りたい。 
 

松本一成

吉松君と話して自分が前でやる事になった。どちらかと言えば、僕の希望です。 
 

吉松賢二

松本さんも自力選手だし話してからですね。先輩が前でやりたいと言うので、番手になりました。 
 
7R

 

田村 大

前橋ドームを走るのは2度目で、前回も悪くなかった。後手を踏まない自力勝負です。 
 

金子兼久

北日本ラインで田原君の番手へ。ワンツーが決まる様に走りたい。 
 

川又裕樹

同支部の田村君へ。彼がチャレンジの時に一緒の開催はある。連係するのは今回が初めて。 
 

田原宥明

自力、自在の総力戦。昨年は移動出来なかったが、今年は小田原に冬期移動している。  
 

高峰賢治

西の3番手を回るより、北日本ラインの後ろが自然でしょう。その位置で脚を溜めたい。 
 

梶原亜湖

西の3番手が空いているけど、単騎で流れを見ながら。 
 
8R

 

橋本壮史

S級特進のシリーズだし、大切に走りたい。実は自転車のイベントで落車して、右手首を痛めた。骨折はしなかったけど、ちょっと長引いた。練習は吉田兄弟や吉沢純平さん、あとは師匠の横山さんです。構え過ぎず、自力で勝てる様に頑張りたい。 
 

宮内善光

何度も連係している橋本君へ。今年は、あまり良い年ではなかったですね。 
 

榊枝輝文

3番手を回れる関東ラインへ。小林さんからは了承してもらいました。息子も高校で自転車に乗っているし、大学に進学するか、選手になるか考えている様です。 
 

高山雄丞

ちょっと、アテ馬だけど頑張りたいですね。自力勝負。 
 

林 成人

愛媛同士の高山君へ。何度も連係していて世話になっている。 
 

安部龍文

西のラインで結束する。3番手を回れる愛媛コンビの後ろへ。 
 

小林 覚

もう脚なんて残っていないよ(笑)。来期はチャレンジだし必死。あと、あれで引退レースになってしまった野井君は不運だったね。真っ直ぐ走れば良かったのに。 
 
9R

 

石川裕二

大垣ミッドは、引地正人さんが行ってくれ絶好の展開だった。それで恵まれて優勝出来た。この間の前橋特選は捲りを出している。ここは単騎で流れを見ながら。今回は同県の橋本壮史君がいるし楽しみです。準決でS級特進を阻止しちゃいましょうか(笑)。 
 

出沢拓也

連係実績のある加藤君の番手へ。追加だけど問題ない。来期もA級だし、今期も失格があるからS級の点数は取れていない。これでも、大人しく走っているつもりですが(苦笑)。 
 

矢口大樹

初日特選だし、神奈川勢と別線が自然でしょう。来期もA級だけど、こんなもんですよ。短走路は比較的、相性が良い方です。2車だけど、自力勝負。 
 

丸山啓一 

今は来年2月の静岡記念に向けて色々と準備をやっているところ。公務も忙しいけど、それは慣れてきた。来期はS級に復帰する。ここは矢口君の番手へ。S級時代から世話になっているし、今期の何度か連係している。パワーがありますからね。 

加藤健一

矢口さんの方が強いしチャレンジャー精神で。後ろが同県の先輩だし積極的に駆けたい。成績より悪くないと思う。 
 

野村純宏

予選スタートが続いていたし、特選に乗れて良かった。点数順で神奈川ラインの3番手です。 

高田大輔

前検日に特選に繰り上がって恵まれた。石川さんの後ろ? 地区が違うので、単騎で流れを見ながら。
 

今節のレース展望!


 

 これから関東の大砲になりそうな、新鋭レーサー橋本壮史が超抜だ。10月開催の松戸で完全優勝、続く11月開催の武雄でも完全優勝と完全に本格化。今節、S級特進が掛かる大切なレースになる。吉田兄弟など、身近にスーパースターがいて、良い環境でトレーニングをやれている。ドームは初出走だが、スピードタイプであり、バンクの特性にも合っている。番手は茨城同士の石川裕二。来期はS級に復帰して、A級の追い込み型では最上位の成績。9月開催では決勝3着だったが、このシリーズは自力も出している。4角スンナリ番手なら差し目も十分。直前の大垣ミッドでも優勝しており、仕上がりは抜群だ。橋本壮史は2班で予選スタートだし、初日は地元の宮内善光との連係が有力。
 矢口大樹はA級に落ちても徹底先行のスタイルを崩していない。今期は7月開催の川崎で優勝。10月開催の地元松戸でも完全優勝。いつも受けて立つ走りはやらないし、連係するのは追加で入ったファイターの出沢拓也。仕事を優先するあまり、1着は少ないが安定して決勝に進出している。
 埼京ラインにも注意は必要。今井聡はドームでの優勝もあり、自力より人の後ろの方が好走。追加で植原琢也が斡旋され、徹底先行の尾崎悠生や10月開催の松阪で完全優勝している小玉勇一もいる。
 ガールズ競輪は、世界の太田りゆが優勝候補の筆頭。自慢のスピードは、驚異的なスピードを叩き出しそう。パリ五輪に向けて、競技とケイリンの二刀流を継続。石井貴子は天下を取っている実力者。熟練の走りで、前々に攻めて行く。細田愛未の自力勝負も魅力があり、ここも優勝を狙える存在。アイドルレーサーの鈴木奈央も追加で入り、今開催を盛り上げる存在だ。
 

 

 

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    武田一康(たけだかずやす)
    コンドル出版社代表取締役社長。熊本競輪情報協会会長。
    昭和23年4月24日生まれ。通称『社長』『武田さん』
    小学生の頃から競輪場へ出入りし、予想台に立つ父の英才教育のもと感性を磨き、有明工業高等専門学校を中退した後に19歳から予想業に携わる。
    かつてはゴルフショップや喫茶店などを経営し栄華を極めていたが、ある失敗を機に、やはり競輪が天職と悟ってからは競輪一筋。
    新聞業務は実弟で圭二氏(小倉競輪場キャスター、通称『専務』)、そして幸三氏との巧みな連係プレーで毎日とどこおりなく製作されている。
    2014年4月に実の長男が本社入りしたことで念願だった後継者が登場。したがって隠居は遠のいたが、そのぶん やる気と責任は倍増した。
    さらにコンビニネットでの新聞販売が容易となったことによる新規ファンの開拓も、記者魂を支える大きなモチベーションとなっている。
    競輪歴50数年のキャリアに裏打ちされた莫大なデータと情報を基に、歯に衣を着せぬコメントで競輪界の矛盾や問題点を様々なかたちで洗いだしており、いわば業界のご意見番的存在。
    熊本競輪場での場外車券販売がある限り、全国あらゆる競輪場へと足を運んでおり、年間300日近くの出張はここ10数年のルーティンワークだ。
    「あちこち、ガタがきとるが、じっとしていられん性分ったい」と生涯“徹底先行”を貫く気構えだ。
    口癖はもっぱら「おぉう、同年代の連中は、みんな定年やら引退やらで現場から離れてしまった」。

    66歳を迎えた今もなお、時には2000グラムのステーキをペロリとたいらげ、昼間には甘々なまんじゅうをむさぼり喰い、毎朝約1時間の散歩をノルマと課すなど、ドMともいえるストイックさで心身ともに充実。
    鋭い舌鋒も激しさを増すばかりで、e-SHINBUN1、2位の売り上げを誇るマンモス新聞を取り仕切る御大は、まだまだ手綱を緩めずにすべては競輪界発展のためにと健筆をふるっている。

    趣味はゴルフで、年に数回の肥後カントリークラブでのラウンドを心待ちにしている。
    あとはスーパー銭湯での骨休めは出張先でのハイライト。記念開催中など、競輪場近辺のスーパー銭湯で心地よい表情で湯船につかる武田社長の姿がよく目撃されているほどだ。
    ほかにも愛犬の散歩にドラマ鑑賞と幅広く、とくにサスペンスドラマは大のお気に入りで土曜サスペンス劇場や松本清張シリーズは大好物だ。
    競輪と共通する『推理』という要素が、御大の胸間を揺さぶるのだ。肥後のエグゼクティブ・武田社長の一挙手一投足から、これからも目が離せない。


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    本文


  • 竹林一彦の競輪閻魔帳

     

     

    競輪の鐘と除夜の鐘
     
     にぎやかな「紅白歌合戦」が出演者全員による『蛍の光』の合唱で幕を閉じ、画面がおごそかな「ゆく年くる年」に様変わりするのは23時45分で、――毎年テレビの前に座っているわけではないにしても――ことさら神妙な気持ちに――たとえば何かやり残したような――させられるのはなぜだろう。
     明日(二十九日)から始まる前橋ミッドナイトは大晦日終わりとなる。
     最終レースの発送予定時間は23時20分だ。
     今年最後の車券を買う(もしかしたら豊橋の最終23時30分も買う)。
     確定が出る。
     パソコンの前からテレビの前に移動する。
     紅白の蛍の光には間に合いそうだ(豊橋まで延長したらわからない)。
     やがて映像は静寂のゆく年くる年に転ずる。
     そんな大晦日の晩をふと想像する。
     ナイターさえなかった――もちろんインターネットもない――時代に競輪を覚わった人間にとっては、まさに隔世の感がある。などと記せば物笑いの種だろう。そんなの普通の生活だ、紅白もゆく年くる年も見ないけどな、と某に返されそうだ。
    「おいしい生活」というキャッチ・コピーが流行ったのは何年前、いや何十年前だろう。ポスターにはウディ・アレンの顔だった。
     脈略なく話が飛び相済みません。
     今年最後の拙文です。
     皆様、良いお年を。
     
    竹林一彦(たけばやし・かずひこ)
    一九五八- 東京生まれ、競輪育ち、予想紙「アオケイ」記者。
  • とかく・この世は金ばかり ~マッチーの七転八起奮戦記

    町田洋一

    元祖・戦う競輪新聞として名を馳せた伝説的専門紙「アカギ」の唯一の残党記者。 現在はアオケイを主戦場に、e-SHINBUNの制作に携わり検車場レポートなどで取材、執筆活動中。
    歯に衣を着せぬ激しくとめどない論調は、ファンが知りたい部分を包み隠さず伝えたいと言う想いから。 前橋の昼間の中継では硬派に解説し、ミッドナイトでは緩くニコニコ動画のいじられキャラを演じる。
    打倒ヤマコウがモットーなのか!?

    twitter
    https://twitter.com/matchyou1925

  • チャメット探検隊・みほっしーレポート!
    コラムご覧いただきありがとうございます!
    みほっしーです。
    
    


     
     

    いよいよ2022年も最終日を迎えましたが、前橋競輪場にて開催中の「ウィンチケットミッドナイト競輪」も本日最終日です。
    
    本日のメインは決勝戦です。
    
    初日に引き続き、昨日の8R準決勝を走った橋本選手、力強かったですね。
    
    全体が緩んだところを叩き返し先行、そのまま番手の石川選手を連れて逃げ切りを決めました。今日優勝すればS級への特進が決まる大事な一戦。2022年の締めくくりとしてS級進出決定となるか、大注目のレースです。
    
    ガールズ決勝戦の中心は、連日別格の強さを魅せている太田りゆ選手。
    初日にたたき出した上がりタイム9秒7は自身も4月に出しているガールズのバンクレコードタイ。決勝戦でも他を圧倒するパワフルなレースが見られそうで楽しみです!
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    「俺にはまだ グランプリがある。」
    
    競輪選手にとって誰もが夢見る憧れの舞台、KEIRINグランプリ。日中の場内イベント中、ご来場いただきましたお客様と一緒にレースを見届けました。
    
    ここに向けて日々、ただならぬ努力と練習を積み重ねてきた約2000名の選手達。数々のレースを勝ち抜き、そして選ばれし9名が本気で競い合う最高峰のレース。画面越しではありましたが気迫、勢い、ファンのみなさんの声援…そのどれもが桁違いに熱かったですね。
    
    特に印象に残ったのは松浦選手。
    強力な北勢4車が前をとったあと、新山選手の番手に入ったのは正直驚きました。
    
    今年は清水選手との中国ゴールデンコンビをみることは叶わず単騎での参加となりましたが、レース終了後のインタビューで「(作戦としては)昨日から考えていた、レース中に身体が勝手に動いた」とのこと。
    
    単騎、しかもグランプリの舞台で自ら勝負をしかける走りは本当に勇気がいる事だと思います。それでも恐れず立ち向かって挑んでいった松浦選手は今回誰よりもレースを盛り上げた存在である事は間違いないですし、どんな状況でも攻めを貫いた姿は鳥肌が立つくらい心を揺さぶられました。本当にかっこよかったです。
    
    競輪界最大のレースを制したのは脇本雄太選手。後方8番手から古性選手を連れて一気にまくって優勝、そして競輪界初の年間獲得賞金額なんと3億円超え!獲得賞金からも分かるさすがの強さでした。本当におめでとうございます!


     

    昨日から前橋競輪場ではじまりました「ウィンチケットミッドナイト競輪」。
    
    今節はガールズケイリンも開催されておりますが、昨日の2Rを走った優勝候補、太田選手のパワーが印象的でした。最終周回2コーナー、6番手からの加速、スピード、パワーはさすが!の一言。世界の舞台で戦っている圧倒的な力を改めて感じさせるようなレースでした。
    
    『来年は立川でグランプリが開催されるし、その場に立ちたい。』と力強いコメントもすでに出ています。来年からガールズは新たに3つのGIが増え、優勝者にはグランプリの出場権が得られるので、競技との両立をしている太田選手にとってこの制度はグランプリ出場のチャンスも増えるはず。今年のガールズグランプリでは佐藤水菜選手が出場していましたが、世界を舞台に駆け巡る2人の対戦が観られる日が来るかもしれない…!とだいぶ気が早いかもしれませんが今からとても楽しみにしています!
    
    
    日中は前橋競輪場2F正面入口特設ブースにて前橋競輪×ケイリン女子部ガイダンスコーナーを開催しております。
    そのPRとしてステージでも予想会と競輪クイズを出題させていただいております!
    
    


     

    競輪クイズは早い者勝ちの挙手型! 競輪ビギナーの方や、既にガイダンスコーナーでクイズを解いてくださった方にもご参加いただき楽しんでいただきました! 「楽しい!」「クイズ難しかった…」など感想もいただいており、予想会とはまた違った側面から興味を持ってくださったり、競輪ファンの方からも好評でした。
    
    
     前橋競輪ミッドナイト初日が終わってからすぐこのコラムを書いていますが、ガールズグランプリ初登場で初優勝した柳原真緒選手がインタビューで話していた『勝ったと思ったら負けだ』。師匠の市田佳寿浩元選手の日頃からの言葉だそうです。常に諦めない心を意識していたからこそ、冷静な判断で佐藤選手と児玉選手が走る内にスっと入り、力強く踏み込んで勝機を掴んだのだろう、と思い心にグッときました。 
    
    アクシデントも追い風となり、新女王となった柳原選手。『1年をかけて力をつけていきます』と力強いコメントを残した柳原選手の今後の活躍に目が離せませんね!
    
    いよいよKEIRINグランプリ。今年の競輪界の締めくくり…どんなドラマが繰り広げられるか、今からワクワクしております! 
    
    日中のガイダンスコーナーではKEIRINグランプリに関する問題を用意して皆さんのご来場をお待ちしております! 競輪界の最大級のお祭り、ぜひ一緒に楽しみましょうね!
    
    

    皆さんこんにちは!みほっしーです。
    
    いよいよ2022年も残すはあと3日。
    競輪界では昨日からKEIRINグランプリムードとなっておりますが、前橋競輪場では本日から「ウィンチケットミッドナイト競輪」がはじまります。
    
    
    今回気になる選手は、S級特進がかかっている橋本壮史選手。10月開催の松戸競輪、続く11月開催の武雄競輪で完全優勝しています。
    
    競輪選手にはいろいろな経歴を持った選手が多いのですが、橋本選手の前職はなんと公務員。学生時代に自転車競技をしており、その後は茨城県職員だったそう。
    
    先行力が非常に高く、積極的なレースが多いパワフルな選手です。初日特選には同県の石川裕二選手も登場予定なので、準決勝以降2名の連携にも注目です。
    
    今節はガールズケイリンも開催されます。
    優勝候補はパリ五輪に向けて世界の舞台で戦う太田りゆ選手。
    
    競技ではアジア選手権のスプリントで初タイトルを獲得していますし、競輪では28走中22走で1着、うち完全優勝は5回!
    
    世界の舞台で戦ってきた圧倒的なスピードで魅せてくれること間違いなしです!

     


     

    実は昨日からケイリン女子部メンバーで前橋競輪場にいます。
     
    30日まで年末スペシャルイベントとして、前橋競輪場2F正面入口特設ブースに前橋競輪×ケイリン女子部ガイダンスコーナーが登場しております。




    競輪にまつわる基礎知識や、グランプリシリーズから出題されるクイズをご用意しておりまして、本日はガールズグランプリに関する問題を出題しておりました。
     
    ありがたいことに開場からたくさんの方がガイダンスコーナーにお立ち寄りいただき、楽しみながら問題解いてくださったり、私たちと一緒にレースを予想したり連日大盛り上がりです。現地イベントでゲーム感覚で競輪の楽しさをみなさんと一緒に楽しんでいます!
     
    正解数に応じてクオカードをはじめとした素敵な商品をプレゼントしたり、豪華賞品が当たる抽選会も行っております。是非お近くの方は前橋競輪場にお立ち寄りくださいね!
     
    前橋競輪場で楽しんだ後は「ウィンチケットミッドナイト競輪」も一緒に楽しみましょう!


     
  • 西川ゆりのの「夢のゆりねっと競輪!」

     

     









     

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